2016年7月17日 「人生・教会のマスターキー」
2016年7月17日 「人生・教会のマスターキー」
【聖 書】コリントの信徒への手紙一 13節13節
【説 教】石川 敞一牧師
【説教要旨】
聖書は神の愛について書かれた書物です。神が「私」(私たち・人間)をどう愛し、どのような者としてくださったかが書かれています。「私」は神の形に創造されました。「わたしの目にはあなたは高価で尊い」と神は「私」に語りかけられます。イエス・キリストは、「私」がまだ信じる前から「私」のために命を捨てられました。罪人であった「私」の命はイエス・キリストの命で買い取られ、それゆえ「私」の命はイエス・キリストの命と同価値とされました。これほどの愛で神は私たちを「神に愛されている子ども」という身分にしてくださいました。
ですから私たちは、たとえどのような「過去」「失敗」があったとしても、神に愛されている者として、今この神の恵みの時を生きるものでありたいと思います。過去や失敗を見て「自分はダメな人間だ」と思えば、その通りに生きるようになりますが、「私は神の最高傑作だ」「キリストの死によって私の命はキリストの命となったのだ」と信じて「今」を生きれば、自分のセルフイメージは変わります。初めから終わりまで私たちは神の愛の御手の中に包まれています。この愛をいただき、私たちは教会の仲間にも、付き合うのが難しいと感じるような人々にも愛をもって接したいものです。
深沢教会はこれまで大変なことがいくつもありましたが、神は今この教会を恵みの下においてくださっています。人生、そして教会のマスターキーは「愛」です。愛とはキリストの十字架です。この愛があるから「私」も「教会」も大丈夫です。主の愛によって新たな力を得て、ここから始まります。栄光在主。