私たちは聖書を信じるプロテスタントの教会です。          【教会目標】 キリストの愛が満ち 福音宣教に生きる教会

2022年7月10日「起死回生の主」

2022年7月10日「起死回生の主」

【聖 書】士師記16章18~22節

【説 教】鷺谷義和神学生

【説教要旨】
 私たちが生きてゆく中では色々なことが起こります。思いがけない幸運、あるいは予想だにしなかった困難が襲ってくるかも知れません。けれども心に刻みたいことは、私たちの主は「起死回生の主」であります。どんな困難な状況からも救い出すことのできるお方です。

 本日、与えられたサムソンの箇所から、私たちは幾つかの重要な教訓を受け取りたいと思います。まずサムソンは、母の胎に宿る前から神によって選ばれたナジル人でした。実は私たちキリスト者も同じです(エペソ1:3~5)。私たちも、生まれる前から主に愛され、主のご計画のうちに、この時代に、この国に、生かされているのです。さてサムソンはイスラエルをペリシテ人の支配から救う士師として主から使命を与えられ、また賜物として超自然的な怪力を与えられました。同時に主は「髪を剃ってはならない」という条件を与えたのです。私たちキリスト者の人生も、ひとりひとり主から使命を与えられています。また使命を果たすべく賜物が与えられています。天来の賜物を用い、主の使命に生きることこそが私たちの人生の最高の喜びです。しかし敵は常に私たちを狙っています(Ⅰペテロ5:8)。ちょうどペリシテ人がサムソンを倒そうと絶えず誘惑したように。

 サムソンの失敗から学びましょう。彼は幾度も危険な目に遭いながら、デリラとの関係を断ちませんでした。敵を侮ったのです。その結果髪を剃られ、主が彼を離れてしまったにもかかわらず、そのことにすら気づかないほど、麻痺してしまっていたのです(士師16:20)。罪とは次第にエスカレートし、徐々に無感覚になる恐ろしさがあります(ヤコブ1:15)。ですから日々の悔い改めは重要です。

 これほど決定的な失敗を犯し、完全に敗北して終わってしまったかに見えたサムソンでしたが、主の憐れみはまことに大きい! 彼の髪は再び伸び始めました。そしてついにサムソンはペリシテ人を打ち倒しました。自身の死と引き換えに。私たちも大きな失敗に陥らないよう日々御言に照らされ、御霊に従って生きるべきであります。しかし、たとえ倒れてしまったとしても、主は決して私たちを見捨てません。主の偉大な御手が動くとき、驚くべき起死回生の御業が成されます。深沢教会の歴史もそのような御業の連続でした。ハレルヤ!




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