2024年6月2日「天の父の心を知って生きる⑨」
2024年6月2日「天の父の心を知って生きる⑨」
天の父の心を知って生きる⑨
「隣人に関して偽証してはならない。」(出エジプト20:16)
2016年の米国大統領選挙のことです。当時、民主党のヒラリー・クリントン氏と共和党のドナルド・トランプ氏が激しい選挙戦を繰り広げていました。テレビ討論会では互いに相手の非を指摘し合う中傷合戦の様相を呈していました。ところがある時、ひとりの傍聴者が「お互いに相手の良いところを一言ずつ言ってください」と要望したのです。二人とも思いがけない展開に戸惑い、沈黙します。やっとのことで、ヒラリー氏はトランプ氏に対して「あなたは自分の子たちをしっかり育てました」と評価しました。トランプ氏が何を言ったのか、正確には思い出せないのですが、ヒラリー氏の仕事ぶりを評価したと記憶しています。
本日の聖句「隣人に関して偽証してはならない」とは、誰かについて嘘を言ってはならない、ということです。けれども私たちは、ふつうそこまではしないのではないでしょうか? 誰かについて嘘を言うということは相当悪質です。ですから多くのクリスチャンはこの第九戒を、「守れている」と思っているかもしれません。しかし、嘘は言っていなくても、その人の悪いところだけに着目することは、しばしば、犯しがちではないでしょうか? 指摘していることは事実かもしれないけれど、それがその人のすべてではない。けれども「〇〇さんは、〇〇な人だから」とレッテルを貼ってしまうことが、ありはしないでしょうか? これは他人事ではなく、私自身が問われています。
「人のよしあしをいう者の言葉は/おいしい食物のようで、腹の奥にしみこむ。」(箴言18:8) 私たちは皆うわさ話が大好きです。まさに「おいしい食べ物」のようのです。けれども「それが争いの火種だ」と聖書は警告しています。「たきぎがなければ火は消え、人のよしあしを言う者がなければ争いはやむ。」(箴言26:20)
職場、家庭、学校、地域、教会、、、あらゆる共同体を破壊する火種が「ひとの良し悪しを言う言葉」、すなわち陰口です。「あからさまに戒めるのは、ひそかに愛するのにまさる。」(箴言27:5) もし何か言うべきことがあれば、祈りつつ直接本人に伝えましょう。そうしないなら、黙って、ただ主に祈りましょう。(よ)
