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2024年7月21日「聖書の教訓④ ひとを自分より優れた者とする」

2024年7月21日「聖書の教訓④ ひとを自分より優れた者とする」

聖書の教訓④「ひとを自分より優れた者とする」

「何事も利己心や虚栄心からするのではなく、へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、」(フィリピ2:3)

 本日の御言を実践してゆくなら、この世の争いは消滅するでしょう。私たちがひとを許せないのは、自分のほうが相手よりも正しい、と思うからです。職場でも、家庭でも、どこででも、誰かに対して腹が立つとき、よくよく自らを省みてみると、相手よりも自分のほうがすぐれている、と思っていることに気づかされます。

 私が勤めていたパナソニックは、創業者が名経営者として知られる松下幸之助でした。彼は家が破産して、9歳で丁稚奉公に出されたため、ほとんど学校教育を受けられませんでした。なので「ひとがみな自分より偉く見える」と思ったそうです。そして、会う人、会う人から教えを乞い、どんどん仕事を任せていったことが成功につながった、と言われます。また、幸之助は東大卒を採用しなかったそうです。その理由は、「自分は頭が良い」と思っている人は組織に適応するのが難しいからだそうです。もちろん現代ではこんなことは許されない差別ですが、その言わんとするところは、お分かり頂けると思います。

 私事で恐縮ですが、ごく最近も今日の聖句の恵みを実感させられています。私の母は84歳になりますが、最近、とみに衰えてきて、先日も膝の痛みのために休日に救急車で運ばれる、ということがありました。そのとき私の弟、妹が実に献身的に、的確に対応してくれて、今は随分良い状態に向かっています。そこで思わされたことは、弟、妹たちへの感謝と、私自身の悔い改めでした。以前は両親に何かあると、まっさきに自分が出て行って、あれこれ仕切ろうとしていました。ところが今は、何かあると弟、妹たちがどんどんやってくれるのです。そして彼らのほうが(私がやるよりも)はるかに上手く対処しています。私はただただ感謝するばかりです。恐らく、以前は私が威張っていたために、彼らのやる気を削いでいたのでしょう。

 ひとを自分より優れた者とすればするほど、幸せが拡がってゆきます。周囲の人々が助けてくれます。争いは消え、平和が訪れ、神の御国が到来するのです。(よ)

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