2024年8月11日「聖書の教訓⑦ 全力を注ぐ」
2024年8月11日「聖書の教訓⑦ 全力を注ぐ」
聖書の教訓⑦「全力を注ぐ」
「だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、あなたがたは知っているからである。」(Ⅰコリント 15:58 口語訳)
ジミー・カーター(第39代米国大統領)の著書「なぜベストを尽くさないのか」を私は二十歳のころ読み、非常に感銘を受けました。ベトナム戦争、ウォーターゲート事件等で傷つき荒廃した米国民に、深いキリスト信仰に裏打ちされた真実な人間性で向き合い、国家と政治に対する信頼を回復してゆきました。彼はピーナッツ農夫から米国大統領になった異色の経歴で、苦労人でした。のちにノーベル平和賞を受賞するまで、中東和平、南北朝鮮危機等で世界平和のために尽力しましたが、常に「Why not the Best?(なぜベストを尽くさないのか)」と自分を励ましていました。
本日の聖句には「いつも全力を注いで」とあります。「ベストを尽くせ」ということです。私たちは、とかく結果にばかり目が行きがちです。スポーツでも学業でも「1位だ」「優勝した」⇒素晴らしい!!! となりがちです。営業成績、音楽コンクール、〇〇コンテスト、、、我々の社会は何かと言えば順位をつけて競争させようとします。それも結構ですが、人生全体を通じて大切な姿勢は、「私は本当にベストを尽くせただろうか?」と求め続ける生き方です。人と比較する生き方は常にアップダウンを繰り返し、安心を得られません。また真の意味で成長し続けることもできないのです。けれども神から頂いた人生、時間、機会に感謝して、自分の持てる力をすべて注いで取り組むなら、そこには必ず進歩と喜び、深い満足が伴います。
続く「主のわざに励みなさい」とは、教会の奉仕にだけ励みなさい、という意味ではありません。「主のわざ」とは主が私に託してくださった業です。職場で誠実に仕事をすること、家庭で愛と思いやりをもって子育てや家事をすること、学校で一生懸命、勉強や学校行事、部活等を頑張ること、ほかにも、私たちが遣わされるすべての場所で、主が私に期待しておられる業があります。それらひとつひとつに対して全力を注ぐなら、その労苦は無駄にならない、と主は約束しておられるのです。共に励んで参りましょう。(よ)
