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2024年8月4日「聖書の教訓⑥ 聞くに早く、語るに遅く、怒るに遅く」

2024年8月4日「聖書の教訓⑥ 聞くに早く、語るに遅く、怒るに遅く」

聖書の教訓⑥「聞くに早く、語るに遅く、怒るに遅く」

「だれでも、聞くのに早く、話すのに遅く、また怒るのに遅いようにしなさい。人の怒りは神の義を実現しないからです」(ヤコブ 1:19b~20)

 本日の聖句は私が職場生活の中で常に心がけてきた御言でした。そしてこの御言のおかげでどれほど助けられてきたか、数えきれません。まず「聞くのに早く」とありますから、私は一度聞いた名前、電話番号、その人に関わる情報等は必ずメモしました。チラッと小耳に挟んだ情報もできるだけメモするようにしました。特に名前を覚えることは意識しました。二度目にお会いした時、相手の名前を口にすることができれば、印象は劇的に変わります。

 次に「話すのに遅く」ですが、これは、この御言の真意を取り違えると失敗します。なぜなら職場では、報告、連絡、相談(いわゆるホウレンソウ)はできるだけ早く、小まめにすべきだからです。けれども、この御言が戒めているのは、そういうことではなく、噂話、陰口のたぐいです。職場に限らず、人が集まるところではどこでも噂話や陰口が、つきものです。頼みもしないのに、どういうわけか、つまらない噂話や陰口が耳に入ってくるものです。ですが、そのような噂話や陰口は(聞いても)話さないことです。これを心がけるだけで、人々から信頼されます。とは言え「ひとの良し悪しを言う言葉はおいしい食物のようで腹の奥にしみこむ」(箴言18:8)のです。ですから、よくよく心して自分を見張らないと、気がつけば自分も噂話を広めている一人になりかねません。

 ヤコブの手紙は重要な警告を発しています。我々の舌は制御し難い器官であって「わたしたちは舌で、父である主を賛美し、また、舌で、神にかたどって造られた人間を呪います」(ヤコブ3:9)。けれども、もし「言葉で過ちを犯さないなら、それは自分の全身を制御できる完全な人です」(ヤコブ3:2b)。それはちょうど大きな船が小さな舵ひとつで意のままに操縦できるのと同じです、と。話すのに遅くありましょう。

 そして「怒るのに遅いようにしなさい」です。腹が立っても、怒りの感情に任せて行動するなら必ず失敗します。怒りを遅くするのです。そうすれば、たいてい怒りを表すよりも良い結果になります。ハレルヤ!! 主の知恵は素晴らしいです。(よ)

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