2025年1月12日「思い描いた人生ではなかったけれど」
2025年1月12日「思い描いた人生ではなかったけれど」
思い描いた人生ではなかったけれど
「イエスは、ガリラヤ湖のほとりを歩いておられたとき、二人の兄弟、ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、湖で網を打っているのを御覧になった。彼らは漁師だった。イエスは、『わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう』と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。」(マタイ4:18~20)
皆さん、お正月はいかがでしたか?久しぶりにご家族、ご親戚で集まった方、あるいはテレビを観てのんびり過ごした方もおられたでしょう。私がこの正月、特に印象的だったのは、箱根駅伝で二年連続8回目の優勝を果たした青山学院大学。その原晋監督は有名ですが、その陰で20年間、寮母として支え続けた原監督の妻、原美穂さんのことです。
二人は1995年に結婚しますが、当時、晋さんは中国電力の社員で、住宅ローンを組んで地元広島に自宅を建て、平穏な夫婦生活を送っていたそうです。ところが2004年、突然、青山学院大学陸上部監督のオファーが来て、晋さんは会社を辞めると言い出します。契約は3年。その間に箱根駅伝に出場できなければ契約は打ち切り。しかも夫婦で東京町田の寮に住み込む条件です。美穂さん自身、陸上競技はおろかスポーツ全般に関心がなく、ましてや男子学生寮の寮母など、想像したこともない仕事で、相当迷い、反対したそうですが、言い出したら聞かない晋さんの性格。肚を決めて飛び込んだそうです。
何をして良いかわからない、何もかも手探りな中で、約40人の学生たちを我が子のように愛し、寄り添い、話を聞き、支え、励まし続けました、、、。彼女は著書の中でこう記しています。「巻き込まれ、ふり回され、流されて、自分が思い描いていたのとは違う人生を生きることになっても、そこで自分なりに、精一杯頑張っていれば楽しくもなるよ」。実に素晴らしい生き方だと思いました。
本日の聖句はイエス様がペトロとアンデレを召された場面です。彼らもイエス様と出会わなければ、一生、漁師として平凡な人生を送ったことでしょう。けれどもイエス様に呼ばれ、従った結果、想像もしなかった人生へと導かれてゆきました。私たちも、自分が思い描いていた人生ではなかったかもしれません。でも私の人生を導いておられるのは良き牧者なる主であることを覚え、歩み続けましょう。(よ)
