復活の意味
復活の意味
「復活」のふたつの意味 牧師 林 巌雄
キリスト教会では毎年春にイエス・キリストの「復活」をお祝いします。それがイースター礼拝です。
聖書の語る「復活」には、おおきくふたつの意味があります。
ひとつは、人生における復活です。学校、仕事、家庭、病気、人間関係、社会生活などで、わたしたちは人生において何度か挫折を経験します。ときにはもうこのまま立ち上がれない、起き上がれない、再起できない、もうおしまいだ、というようなことさえあります。
けれども、キリスト教では、その都度、神さま、そして、イエス・キリストが、倒れたわたしたちを立ち上がらせてくださる、起き上がらせてくださる、と信じるのです。
じじつ、わたし自身、63年間の人生でそのような経験を重ねてきました。何度か倒れ、何度か再起させていただきました。聖書が告げる神さまとイエス・キリスト、そして、そのメッセージは、皆さんの人生にもきっと同じような出来事をもたらしてくださることでしょう。
「復活」のもうひとつの意味は、わたしたちはこの世の人生を終えても、それですべておしまいではない、ゼロになってしまうのではない、ということです。死んだ後のことは、あまり詳しくはわからないのですが、たしかなことは、神さまとのつながりは続く、そして、大切な人とのつながりは続く、ということです。
先に地上の旅を終えたご家族やお友達とのつながりも、わたしたちが人生を終えた後のまだ地上にいる人びととのつながりも、死で終わるのではありません。永遠なる神さまを通して、わたしたちは永遠につながっているのです。神さまは、わたしたちの人生においても、人生を終えた後も、とわにともに、いらしてくださいます。
キリスト教会はこのような信仰を大事にしています。あなたもぜひ一度教会に来て見てください。心からお待ちいたしております。