私たちは聖書を信じるプロテスタントの教会です。          【教会目標】 キリストの愛が満ち 福音宣教に生きる教会

2016年5月22日 「内外に働く神の力」

2016年5月22日 「内外に働く神の力」

【聖 書】ルカによる福音書9章49~50節

【説 教】齋藤 朗子牧師

【説教要旨】
 9章では、イエスというお方のこと、その教え、受難とその先にある希望が理解できない弟子たちの不信仰が露わにされています。ヨハネはそんな自分(達)の評価を挽回しようと、「イエス様のお名前で悪霊追い出しをしている人がいましたが、わたしたちと一緒にあなたの所へ来なかったので、やめさせようとしました。」とイエス様に報告します。「よくやった、それでよい」と言うお褒めの言葉を期待して。
 しかし、イエス様は「やめさせてはならない、あなたがたに逆らわない者はあなたがたの味方だから」とヨハネに仰いました。マルコ福音書では「わたしたちに逆らわない者は、わたしたちの味方である」となっています。つまりイエス様は「排除」ではなく「寛容」を弟子たちに求めたのです。
 私たちは様々な宗教、思想がひしめく世界に暮らしています。「キリスト教」一つとっても、様々な宗派・教派がありますが、この現実をイエス様のみ言葉に従って生きるなら、私たちは自分とは違う所に属している方々に対して、敵意を抱いたり、排除の姿勢を取るのではなく、一致できるところがないか探し求め、互いに(互いの)平和と祝福を祈り合うことができます。寛容さと平和を求める心、祈りのあるところに神の国が広がり、今までより多くの「味方」をそこで得ることができるでしょう。
 神の力は、私たちの狭い心や党派心を超えて、広く、力強く働かれます。神のお働きを一体だれが狭め、弱めることができるでしょうか。「私たち」以外の人々に神の憐みや祝福があるわけがないと誰が言えるでしょうか。私たちは神によって創られた者にすぎません。どんな人でも、どんな教会でも、皆どこかで間違いを犯す存在です。このことを謙虚に受け止めて、私たちの信じる事柄を大切にしつつ、他を攻撃することなく、平和を携えて救い主イエス様を証ししてまいりましょう。

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