2022年12月11日
2022年12月11日
「学者たちはその星を見て喜びにあふれた。家に入ってみると、幼子は母マリアと共におられた。彼らはひれ伏して幼子を拝み、宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」(マタイ2:10-11)
カルトは教祖や上層部の私欲を満たすために法外の金額を要求します。そのためには財産売却も強制します。これは献金と呼べるようなものではありません。
キリスト教会の献金はこれとはまったく違います。無理やりにさせられるものではありません。また強迫的にするものでもありません。喜んでおささげするのです。神さまにささげますが、神の家である教会共同体の営みを皆で支え合う意味合いもあります。
占星術の学者たちは、幼子イエス・キリストに出会い、この方が救い主であることを知り、喜びにあふれて、黄金、乳香、没薬を贈りました。救い主が自分たちのところにお越しくださるという、何よりもうれしく何よりも大切な出来事に、心から感謝したのです。
献金は会費でもなければ誰々はいくらという割り当てでもありません。金額もさまざまです。貧しいやもめのレプトン銅貨二枚と学者たちの黄金、乳香、没薬の共通点は、やもめ自身を委ねることをお許してくださる神さまに、学者たちを深いところから救ってくださるメシアに、まごころからの謝意を表していることなのです。(い)