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2023年12月10日「待ち望む姿勢」

2023年12月10日「待ち望む姿勢」

待ち望む姿勢

「それから長い年月がたち、エジプト王は死んだ。その間イスラエルの人々は労働のゆえにうめき、叫んだ。労働のゆえに助けを求める彼らの叫び声は神に届いた。神はその嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。」(出エジプト記2:23~24)

 待降節2週目を迎えました。今回は待ち望む姿勢について考えたいと思います。「待つ」と聞くと私たちは、ただひたすらじっと耐えている姿をイメージしがちです。けれどもイスラエルの民は決してそうではありませんでした。彼らがエジプトの奴隷生活から解放されたのは「その叫び声が神に届いた」(出エジプト2:23)からでした。

 「すべてのことに感謝せよ」(Ⅰテサロニケ5:18)との御言は「何でも現状を肯定せよ」という意味ではありません。不平・不満ばかりを口にしがちな私たちにとって、主の恵みを数え、感謝して生きることは幸せな人生の鍵であり、主の御心です。けれどもそれは「何事も現状に甘んじなさい」ということではない。苦しい職場の状況、子育て上の苦悩、介護の問題、人間関係の不和、病気、経済的な困難、、、私たちを苦しめるあらゆる困難な状況に対して、私たちは目を天に向け、主に救いを祈り求めるべきであります。主は失望せずに絶えず祈り続けなさいと言われました(ルカ18:1)。

 私が就職した最初の職場は大手企業でしたがあまりに残業が多く、教会生活もままなりませんでした。一年半経ったある日、礼拝堂でひとり主に祈りました。「主よ、私はもっと教会で奉仕できる生活がしたいです」と。するとその週のうちに教会の兄弟からある職場を紹介されました。私は「主からの応答だ」と信じて転職しました。そして私は願っていた教会生活を送ることができるようになりました。そればかりか当時小さかったその会社は、やがて親会社が吸収合併し処遇も向上してゆきました。
今、困難の中にある方がおられるでしょうか。主に祈り求めましょう。どのような応答が来るかは主の領域です。私たちは神の子どもとして率直に、正直に、臆することなく父に願うことが許されているのですから。(よ)

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