2023年12月3日「主を待ち望む」
2023年12月3日「主を待ち望む」
主を待ち望む
「しかし主を待ち望む者は新たなる力を得、わしのように翼をはって、のぼることができる。走っても疲れることなく、歩いても弱ることはない。」(イザヤ40:31口語訳)
アドヴェント(待降節)を迎えました。救い主イエス・キリストの御降誕を待ち望む時です。救い主が遣わされることはアダムとエバが罪を犯したときに、すでに計画されていました(創世記3:15)。イスラエルの民は数千年にわたって救い主を待ち望みました。幾多の苦難がありました。エジプトで400年間奴隷として苦しめられ、エジプトを脱しても荒野を40年間さまよい、約束の地に入ってからも神の祝福と偶像礼拝の呪いを行ったり来たり繰り返し、ダビデ・ソロモン王の繁栄は束の間、北イスラエルはアッシリアに滅ぼされ、南ユダはバビロンに捕囚となり、まさに苦難の連続でした。それでも彼らは救い主を待ち望み続けました。救い主が来られる、との希望が彼らを支えたのです。そしてついに救い主がお生まれになりました。幼子イエスを見た女預言者アンナは「神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを伝えた」とあります(ルカ2:38)。彼らの望みはむなしく終わることはありませんでした。神は約束を成就されたのです。ハレルヤ!!
私たちもこの時、もうひとたび主を待ち望みたいと思います。今、苦難の中にある方がおられるでしょうか。主を待ち望みましょう。あきらめてしまった夢、ついえてしまった望み、かつては熱く祈っていたけれど、すっかり祈ることもしなくなってしまった願いがあるでしょうか、、、私もあります。けれど、今ひとたび、主の御前に出て、主を待ち望みたいと思います。「主を待ち望む者は新たなる力を得る」との約束を共に握りましょう。(よ)