2023年3月5日「神さまのお招きとそれへの応答」
2023年3月5日「神さまのお招きとそれへの応答」
【説教】 酒巻 百合恵執事
【聖書】 テモテへの手紙 二 1章9~10節
【説教要旨】
神さまのお招きは電気ポットに例えることができるかもしれません。わたしたちは必要な分の水を電気ポットに入れるように、神さまはわたしたちに必要なもの全てを両腕に抱えられるお方です。そして、電気ポットはその水の量に合わせて沸いたとき音が鳴って私たちに知らせるように、神さまはわたしたちに最善を備え、ベストタイミングで私たちを招いてくださいます。
パウロは疲れているテモテに手紙を書き送りました。
「イエス・キリストの招きによって、わたしたちは救われている。救いという招きは、わたしたちの行いによるのではなく、わたしたちが知ろうとしても知り尽くせない、神さま御自身の【永遠】という【大きな御手】の中にある計画と恵みである」パウロ自身もイエス・キリストの計画と恵みと、そして招きを体験して、テモテを励ましています。
神さまはパウロやテモテだけでなく、ときに疑問やときに不安を抱えるわたしたちを常に招いてくださいます。
イエス・キリストは、わたしたちの人生をもっとも揺るがす死という問題から助け出し、平安を与えるために、ご自身が十字架にかかって死に、復活されました。そして、不安でいっぱいだった弟子たちに現れました。復活を通して、人は死をのりこえて、神さまとつながって永遠に生かされ続ける存在であること、そして、神さまにしかできない永遠の愛という、命を示してくださいました。
神さまはわたしたちを永遠の命、平安へ招き続けられます。そして、それへの応答は、神さまがそのようなお方であるとわたしたちが信じ続けることではないでしょうか。
わたしたちは、神さまの永遠の命にあって生かされ平安であり続ける存在、そして、そのような祝福を隣人と分かち合う存在ではないでしょうか。