2023年4月9日「キリスト復活の三つの意義」
2023年4月9日「キリスト復活の三つの意義」
【説教】 鷺谷 義和神学生
【聖書】 ルカによる福音書24章1～12節
【説教要旨】
聖書の中で信じることが難しい事柄は数々ありますが、その最たるものは、イエス・キリストの復活でありましょう。本日の御言には「使徒たちは、この話がたわ言のように思われたので、婦人たちを信じなかった」（ルカ24:11）とあります。この後、イエス様ご自身が弟子たちの前に姿を現されますが、それでも信じられません。
ことほど左様にイエス様の復活は当時から信じ難いことでした。けれども今、私たちは聖霊様によって、この驚くべき神の御業を信じることができるのです。ハレルヤ
さてイエス・キリストの復活は私たち人類にとって決定的に重大な歴史的出来事です。その意義について三つの点を御言から悟りましょう。
第一に、復活はイエス様が罪のないお方であったことを証ししています。罪と死は結びついています（ローマ6:23）。罪ある者は自分の罪のために死にます。他者の罪を負うことはできません。ただ罪のない神のひとり子だけが、全人類の罪を贖うことができるのです。 旧約時代には傷のない完全な小羊が民の贖いのために献げられましたが、いまやイエス・キリストはただ一度献げられたとこしえの生贄、なだめの供え物となられました。
（ヘブル9:26）。ですから私のどんな罪もイエス様が流された血によって赦され、聖められるのです。
第二にイエス・キリストの復活は、人類の復活の「初穂」であり（Ⅰコリント15:20）、私たちもやがて甦るとの希望が与えられました。世の終わりのラッパ（角笛）が鳴り渡るとき、私たちは栄光のからだに甦り、空中で主と会うのです（Ⅰテサロニケ4:16～17）。
第三にイエス・キリストは復活して今も生きておられます。永遠のいのちは、死んだ後のことだけではなく、今すでに始まっているのです。「生きているのは、もはやわたしではありません。キリストがわたしの内に生きておられるのです」（ガラテヤ2:20）
ハレルヤ!! 今日も復活のキリストが私の内に生きておられます。信じて進みましょう!!
