2023年5月21日
2023年5月21日
「わたしたちは、自分を縛っていた律法に対して死んだ者となり、律法から解放されています。その結果、文字に従う古い生き方ではなく、“霊”に従う新しい生き方で仕えるようになっているのです。」(ローマ7:6)
「文字に従う古い生き方」とはどのような生き方のことでしょうか。それは、ここにこう書いてあるからこうしなければならないとか、このように決まっているからこれはしてはならないとか言って、ものごとを決めつけ、人や自分を縛り付ける不自由な生き方のことです。
「殺してはならない」とか「盗んではならない」といった本筋のことではなく、安息日にはこれ以上の距離を移動してはならない、こういうものを食べてはならない、汚れたとされる人と交わってはならない、といった類のことに、縛られた生き方のことです。
わたしたちも、神さまを愛する、隣人を愛する以外のことで、クリスチャンはこうしなければならない、人間はこうしなければならない、これだけが唯一の正しいこと、といった文字や言葉に縛られていないでしょうか。
しかし、神さまはわたしたちを文字や言葉、規則で縛りません。むしろ、愛の心、愛の霊によって、そこから解き放ってくださいます。わたしたちも神さまのこの愛に倣(なら)って 、神さまの愛の霊、自由の霊に従って、新しい生き方をするように促されています。人や自分を縛る生き方から、人や自分を赦す生き方に、神さまが導いてくださいます。(い)