2023年6月11日
2023年6月11日
20230611
「神の霊によって導かれる者は皆、神の子なのです。あなたがたは、人を奴隷として再び恐れに陥れる霊ではなく、神の子とする霊を受けたのです。この霊によってわたしたちは、「アッバ、父よ」と呼ぶのです。この霊こそは、わたしたちが神の子供であることを、わたしたちの霊と一緒になって証ししてくださいます」(ローマ8:14-16)
ここに出てくる「神の霊」、「神の子とする霊」、「この霊」とは、神さまの霊、そして、イエス・キリストの霊である聖霊さまのことでしょう。
これに対して、「わたしたちの霊」とあるのは、聖霊さまがわたしたちの中に備えてくださった、聖霊さまを受け取るアンテナのようなもの、聖霊さまをキャッチするわたしたちの霊のことだと思われます。
聖霊さまがわたしたちに働きかけてくださることと、聖霊さまがわたしたちの中に備えてくださった「わたしたちの霊」によって、わたしたちは、神さま、イエス・キリスト、聖霊さまとつながることができるのです。
この聖書箇所には「神の子」とありますが、これは、神さまがわたしたちとつながっている、愛されていることを意味します。聖霊さまがわたしたちを神さまとつなげてくださるので、わたしたちは神さまの子とされ、神さまのことを、「アッバ、父よ」と呼ぶことができるのです。アッバとは、「お父上」というよりは、「おとうさん」「パパ」というような親しみを込めた言葉です。神さまは、それほどに、わたしたちに親しいお方なのです。(い)