私たちは聖書を信じるプロテスタントの教会です。          【教会目標】 キリストの愛が満ち 福音宣教に生きる教会

2024年2月18日「弟子の舌」

2024年2月18日「弟子の舌」

弟子の舌

「神である主は、私に弟子の舌を与え、疲れた者をことばで励ますことを教え、朝ごとに私を呼び覚まし、私の耳を呼び覚まして、私が弟子として聞くようにされる。」(イザヤ50:4新改訳)

 新宿シャローム教会に通い始めて新鮮に響いた言葉がありました。そのひとつが「励ます」でした。メッセージの中で「励ます」という言葉が多く語られます。メッセージ自体が励ましであり、また互いに励まし合うことが推奨されるのです。さて、この「励ます」という言葉ですが、新宿シャローム教会を開拓なさった稲福エルマ牧師は米国人ですから、「励ます」という言葉をencouregeの意味で使っておられると思います。encouregeとはen(~させる、与える)+courege(勇気)ですから、直訳すれば「勇気づける」です。稲福先生は、説教の中で何度も「あなたにはできますよ!」と語られます。また我々キリスト者が職場、家庭、学校、どこであっても遣わされた場で周囲を励ますこと、すなわち「あなたにはできますよ!」と周囲を勇気づけることを奨めるのです。

 冒頭の聖句によれば預言者の働きは「励ます」ことにあります。そして主の弟子である私たちの舌は「疲れた者を励ます舌」なのです。これはただやみくもに激励するということではありません。相手の中に眠っている潜在的な可能性、その人が創造主から与えられている本来の姿を「引っ張り出す」、それが「励ます」という意味です。

 全盲の歌手スティービー・ワンダーがどうしてあのような偉大なミュージシャンになれたのか。それは彼が小学生のとき、学校の先生がクラスメイトに向かって発した一言がきっかけでした。「あぁ、そのことならスティービーに聞いてごらん。彼は耳が良いから」。この一言で彼は「自分は(目は見えないけれど)耳は良いのだ」と自覚したそうです。この一言は彼の潜在的可能性を引っ張り出しました。

 私たちは(ある意味で)主がこの世にお遣わしになる預言者(=神の言葉を預かる者)です。そして預言者の務めは「励ます」ことにあります。相手の良いところを見出し、相手の可能性を信じて励ます。そこに神の御国が拡がってゆきます。さぁ、信じてやってみましょう!

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